村上記念病院

 今年で61年目を迎える当院の内視鏡室の特徴としては、診療の領域が広がり治療が増
えている事です。すでに日本消化器内視鏡学会の指導医として活躍中の村上匡人副院長
の内視鏡に対する強い思いから、2000年に日本消化器内視鏡学会指導施設に認定され、
愛媛県下13指導施設のひとつになっています。食道・胃・大腸の癌の切除、あるいは胆のう・
膵ぞうに対する治療のほかに、口から食事が取れなくなった患者様に対する胃痩造設術
(お腹から胃へ栄養を入れる為の通路を作る方法)は400件近くになりました。
昨年は、四国消化器内視鏡技師会が全国の施設を対象に行なった「感染対策に関する自
己調査」に書類を送り、「内視鏡の洗浄・消毒に関するガイドライン」に沿った適切な感染
対策ができていることが認められ、「自己調査終了証書」を頂きました。また、日本消化器
内視鏡安全管理委員会の訪問調査を無事終え、知らなければならない事や今後の課題が
数多く見え、大変良い経験をさせて<ました。